はじめに
ベースを手に入れたときのワクワク感って、ちょっと特別ですよね。 「これから練習するぞ!」と気持ちは高まるのに、いざ家に持ち帰ると「さて、どうやって練習しよう?」と立ち止まってしまうこともあります。 音が小さくてよく聴こえなかったり、チューニングの仕方が分からなかったり…。
そんなときに助けてくれるのが、ちょっとしたサポートアイテムたちです。 なくても練習はできますが、あると「練習がしやすい」「音が分かりやすい」「続けやすい」と、気持ちに余裕が生まれます。 ここでは、私自身が「これはあってよかった」と思ったものを、ひとつずつご紹介します。
練習を助けてくれるアイテムたち
アンプ
ベースって、生音だと意外と小さいんです。 せっかく弾いているのに、自分の音がよく聴こえなくて「ちゃんと弾けてるのかな?」と不安になることも。 小さな練習用アンプをつなぐだけで、音がぐんとハッキリして「弾いてる!」という実感がわきます。 最近のアンプはヘッドホンが使えるものも多いので、夜でも安心。 私も最初はヘッドホンでこっそり練習していました。
ヘッドホン
自分の音をクリアに聴くって、とても大事です。 特に夜や集合住宅では「音が大きすぎないかな」と気を使いますよね。 そんなときにヘッドホンがあれば、周りに迷惑をかけずに、しかも自分の細かいニュアンスまでしっかり聴けます。 練習しながら「ここをもっと伸ばそう」と気づけるのも、ヘッドホンのおかげでした。
チューナー
最初の壁は「音を合わせること」かもしれません。 私も最初はチューニングがよく分からなくて、「合ってるのかな…?」と不安でした。 でもクリップ式のチューナーを使えば一目で分かるので安心。 毎回音を合わせる習慣をつけると、自然と耳も育っていきます。 「音が合ってる」と思えるだけで、気持ちよく練習を始められますよ。
メトロノーム
ジャズに限らず、音楽の土台はリズムです。 「メトロノームって機械っぽくて苦手」と思うかもしれませんが、実際に使ってみると、ゆっくりのテンポで合わせるだけでも練習の質が変わります。 スマホのアプリでも十分。 私は毎日1曲目の練習をするときに必ず合わせていますが、不思議と気持ちが落ち着くんです。
ストラップ
立って弾くときに必要…と思われがちですが、実は座って弾くときにも便利です。 ストラップをつけるとベースが安定して「体に余計な力を入れずに弾ける」ようになります。 私は最初、ストラップなしで練習していて、肩や手首に無理がかかってしまいました。 幅広のストラップに変えたら一気に楽になって、「もっと弾いていたい」と思えるようになったんです。
譜面台(あれば便利)
譜面やノートを机に置くと、前かがみになってしまいませんか? 長く続けると腰や首がつらくなってしまうんですよね。 譜面台を使えば目線が自然な位置に来て、楽な姿勢で弾けます。 折りたためるタイプなら場所もとりませんし、セッションやレッスンに持っていくときにも便利です。 私は今でも「持っててよかった」と思うアイテムです。
まとめ
ベースの練習は、楽器だけでももちろん始められます。 ですが、こうした道具があると「続けやすさ」がぐんと変わります。 特にアンプ・ヘッドホン・チューナー・メトロノームは、最初にそろえておくと安心です。
大切なのは「無理なく、楽しく、長く続けること」。 サポートアイテムたちは、そのための心強い味方になってくれます。 「やってみたい」という気持ちを、安心して続けられる形に変えていきましょう。